テニアン旅行記(2002.6.8-11

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=目次=

大阪・道頓堀編

サイパン編

テニアン編

金環日食編

~サイパン編~

サイパンに着きました。

 

入国審査で、「どこ泊まるの?」と訊かれ、

「マイクロビーチホテル(そこに書いてありますやん)」と答えるも、

「マイクロビーチホテル?(どこそれ?)」と疑問形でオウム返しされる。

 

・・・いやいや、イエス、って答えるしかないし。

そもそも二泊目のテニアンではホテルすら取ってないし。

 

・・・ということで、無事入国。

 

 

あれ?迎えに来ているはずのホテルの人が来ていない。。。

 

堀川さんが「荷物と他の人をみといてください」と言い残して、ホテルに電話をしに行きました。
私は空港のベンチに座ってお留守番。それにしても空が青い。南の島っつー感じだなあ。

 

しばらくすると、左右を警官に固められて、堀川さんが戻ってきた。

え!も、もしかして捕まったの???

 

なんか公衆電話の調子がわるくて、助けてもらっただけ、とのことでした。ホッ。

こんなとこ(一応、アメリカ(自治)領だけど)で逮捕されると、なにがなんだかわからん状態になるからなぁ。。。

 

電話したら「あ、ごめん。これから迎えに行くわ」とのことでした。忘れとっただけやね。

 

しばらくして、やってきたのは、ふつうの乗用車とふつうのおっちゃん。

 

#・・・アメリカ行ったときに、イトコ(イソコではない 注:今は2019年)が乗ってた
# ニッサンのダッツン(日本でいうと、オースターだったと思う)を思い出したわ。

あの車は、ボストンからニューヨークへの旅の途中でマフラーが落ちて、残行程の間中、
# ずっとやかましかったらしい。ボストンでおれが運転してたら、無免許かも?ということで、
# しばらくパトカーがつけてきたっけ。なつかしいな。

 

ホテルに着いた。おー、マイクロビーチホテルって、ちゃんと書いてある!

ほら!あるじゃん。(よかった。あって)

 

ドライバーのおっちゃんは、ホテルの前の射撃場へスタスタスタ。

ホテルのおねーさんが「ありがとねー!」言うてますな。

・・・ドライバーは、単なる近所のおっさんだったらしい。

 

 

とりあえずシャワー浴びてから、散策するっつーことで、各自部屋へ。

おー。エアコンが効いてるわ。よかった。効かないとマジで死ぬからな。

機内移動用の服をベッドに脱ぎ捨て、いざシャワーへ!

 

ぬるめのお湯?単に室温なだけかも。

冷水じゃなければ、まあ、よかろう。

頭からシャワーをかぶる。

 

・・・あーーーっ!しょっぱい!

 

サイパンってこの辺で唯一真水があるっつー話だったけど、
場末のホテルのシャワーはしょっぱい(
海水?)ということが分かりました。
飲み水は買わないとなw

 

 

(少なくとも気分は)さっぱりしたところで、南の島ルックへ。
要は上は
Tシャツ、下は海パン、に着替え、部屋を出る。

 

近所の街並みには日本語がいっぱいだ。

とりあえずビーチに行ってみる。

ふむ、さすがリゾート地。バナナボートとかあるみたいね。やらないけど。

 

テクテク歩いてると、横にそびえたつ立派なホテルのなのかな?
パラソルとデッキチェアが並んでる。
誰も使ってないのはもったいないから、とりあえず座ってくつろぐ。
しかし、誰も泳いでないな。暑いからだろうか。。。

 

座ってダベってたら、近所のオッサンらしい人が話しかけてくる。

「どちらからですか?」 日本語だ。うまいな。

「日本語うまいですね。」

「何年か住んでたから」とオッサン。

「どの辺に?」

・・・よく覚えてないけど、東京の近くのどっかだと言ってたような。

 

「夜、どっか食べるところ決まってます?」

「いや、決まってないですけど」

「よかったら、ウチに食べにきてください」と店のチラシをもらう。どうやら中華料理店みたいだ。

「わかりました。行けたら行きますね」

「よろしくー」

 

 

だいぶ日が傾いてきた。

橋本さんがスポッティングスコープを取り出す。

ふむ。なかなかの見え味。夜が楽しみだ。

 

砂浜沿いに停めてあったボートも動き出した。

昼間の暑い時間が終わってから、夕涼みに活動するのかな。

 

夕日の撮影会。今日はグリーンフラッシュは見えるんだろうか?

 

さて、おれはすっかり暗くなる前に、ひと泳ぎするか!

おもむろに海に入る。

ぬるー。。。そりゃそうか。。。海の底があったかいもん。

 

 

さて、夕飯どうしましょ?

 

さっきのおっちゃんの店に行ってみましょうか?と堀川さん。

そうですね。悪い人じゃなさそうだったし。と私。

チラシの地図を見ながら、テクテク歩く。着いた。

至って普通の中華料理やさん。まあ、普通においしかった。

 

「おいしかったー。ごちそうさん」

おっちゃんが笑顔で見送ってくれた。

 

 

帰り道にあったスーパーで買い物。飲み物買っとかないとなぁ。

スーパーからでてくると、橋本さんがスポッティングスコープを覗いている。

「南十字星の星です」

おー、どれどれ。

「あ。二重星ですね」

「え?あ。ホントだ。」

やっぱりここでも二重星で始まるのねw

 

夜のサイパンは、和洋中。多国籍な印象だった。

日本人とみるや、きれいなおねーさんたちが次々に日本語で声を掛けてくるが、
びんぼーなおっさんグループには相手している余裕はない。
おねーさんたちがお仕事じゃなきゃ、つきあうんだけどねぇ。

 

ホテルに到着。

まずは塩水のシャワーで、海の塩を洗い流して、ベッドでくつろぐ。

 

映りの悪いテレビを見ながら、天気予報をチェック。

あんまり状況変わってないな。台風の雲が北東に伸びてきてる。
影響ないといいけどなぁ。

 

チャンネル替えてたら、スタートレックやってたので、しばし観る。

眠たくなってきた。寝よう。

(テニアン編につづく)

 

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