Celestron Nexstar5 使い方 〜応用編〜

目次

応用編 [ INDEX ]

観測位置の設定について [ INDEX ]

 観測位置の設定・選択は、Auto-Align時しか行うことができません。これはAuto-Align時しか観測位置を加味して計算されないということで、Two-Star-Align時にはガイドスターの相対位置からしか計算されないということだと思われます。太陽・月・惑星あたりに影響が出るということでしょうか。どのくらい差があるのかは、良く分かりません。この辺りに詳しい方からの報告を待ちたいと思います。

 導入編にも書いたのですが、観測位置はAuto-Alignの設定時に保存することができます。”Enter Long/Lat”と出ている時にUP/DOWNで”USER DEFINED”から保存したメモリ番号を選択すると、保存した設定を利用することができます。ただ、保存した内容を確認することができないので、正しい値を利用できているのかどうか不安になりますし、後から再入力することもできません。この辺りもNexstar5のユーザインタフェースが熟成が足りない点だと思います。

ユーザオブジェクトについて [ INDEX ]

 ユーザオブジェクトは、空のオブジェクトを20個、地上のオブジェクトを5個記憶させることができるようです。残念ながら、移動する天体の自動再計算まではサポートしてくれていませんので、彗星等は毎回出発前に別途軌道要素から算出して入力していくことになります。これも何とかしてほしい点です。また、地上のオブジェクトについては、何を基準に覚えてくれるのかさえ、良く分からない状態で、まだ利用したことがありません。Nexstar5をピラー脚等に固定して利用する方には有効なのかもしれませんが...

操作

  • 現在見ているオブジェクトを記憶させる場合:MENU->USER OBJECTS->SAVE SKY OBJECT
  • 赤緯・赤径を直接入力する場合:MENU->USER OBJECTS->ENTER RA-Dec
  • 保存したオブジェクトの導入:MENU->USER OBJETCS->GOTO OBJECT

赤道儀モードについて [ INDEX ]

 Nexstar5は赤道儀モードもサポートしています。精度に関しては、私は利用できる環境を用意できないため、?です。この点についても、利用した方からの報告を待ちたいと考えています。おそらく赤道儀モードの方が通常のモードより、導入・追尾精度が良くなるのではないでしょうか。視野が回転しないというのも、長時間の露出を行う写真撮影時には必須らしいです。

操作

  • 赤道儀モードへの移行:MENU->TRACKING->MODE->EQ NORTH(北半球)

赤道儀モードでの極軸の合わせ方 [ INDEX ]

 私にとってはまだ必要ないものですが、MLで読んだことがあったので、ご参考まで。他に良いやり方、改善点等ありましたら、ご連絡ください。

  1. 三脚を水平にする
  2. 北極星(Polaris)へ鏡筒を向ける
  3. 軸合わせ用(レチクル?)アイピースを装着する
  4. フォークアームと平行になるように鏡筒を動かす
  5. アイピースの十字線と一致するようにウェッジを適切な赤緯に調整する
  6. 鏡筒をフォークアームに対して垂直にする
  7. Two-Star-Alignを”Polaris”及び”Polarisから60度以上離れている基準星”で行う
  8. トラッキングモードを”EQ NORTH”にする
  9. コードラップモードを”Battery”にする

月の観測について [ INDEX ]

 私のファームウェアは”3.13.13.6”で、"Moon"を選択することができません。まだ明るいうちに月を導入する際には、スターファインダーのLEDがよく見えないのでうまく機能しません。この場合、上記のユーザオブジェクトの設定・導入を利用することで対応することができました。この時にもう一つ忘れてはならないのは、トラッキング速度の変更です。「月」モードにしないと、置いてきぼり状態になってしまいますので、ご用心を。

操作

  • 月追尾モードの設定:MENU->TRACKING->RATE->LUNAR

月に関するファームウェアバージョンについて [ INDEX ]

 "Moon"が選択できるファームのNexstar5では自動的に「月」追尾モードになると聞いていますが、実際のところは確認できていません。持っていないもので...

 また、”3.13.13.6”以前のバージョンで、「月」を選択できるようにするためには、コントローラのファームウェアのアップデートを行う必要があります。国内ではアップデートサービスのアナウンスはまだありませんが米国では行ってくれるようです。国内でのアナウンスはいつ頃になるのでしょうか?割高な日本価格をあえて払っているのはこの辺りのためだと理解しているのですが...ROMの配布で済むのであれば、数百円のコスト(ROM代と郵送費)で配布可能だと考えます。ROMライタを製造している会社に勤めている者としては、非常にもどかしい限りです。ファームをダウンロードできればすぐに焼けるのに....ぜひ、ROM配布を早急にご検討下さい。>タスコ・ジャパン様

 前節のファームウェアのアップデートですが、タスコ・ジャパンさんで前向きに検討中とのことです。ただ、コントローラのPICチップは書き換えできないので、差し替えになるようです。タスコ・ジャパンさんの反応は今ひとつゆっくりとしているのですが、決してユーザ無視ということではないと思います。本当はフラッシュメモリにしてダウンロードできるようにしてほしいのですが、そこまで改訂はできないでしょうね。(2000.10.04更新)

 話しを戻します。念のため、ファームのバージョンについても説明しておきますと、”2.12.12.X”の方はX=10以降、”3.13.13.X”の方は、X=7以降のファームが必要です。現在のところ、最新はX=10とのことです。また、起動時にバージョン番号がでないのはX=9以降です。X=9と10の違いはまだはっきりしていません。この時も、上下左右の方向キーを押しながら電源を入れるとバージョン番号を確認することができるそうです。気になる方はお試しください。

RS-232Cモードについて [ INDEX ]

 RS-232Cモードについては、利用日記の方でも触れていますが、私のファームウェア(”3.13.13.6”)では、どうも”@”(Slewing完了を示す)を返さないことがあるようです。マニュアルに書いてある動作と異なるので、ファームウェアのバグと考えています。別のプログラムを用いた方からも同様の報告が複数あがっていますので、私の書いたプログラムの不良ではありませんでした。(って、そんなところであんまり失敗できないですし) 宣伝広告やマニュアルで公開されている機能ですので、これだけでも無償アップデートに値すると思います。他にも通常のコントローラ利用中に”Get RA-Dec”で戻ってこないケースも何回か発生しましたし...

 ノートパソコンと組み合わせて動作させるプログラムを書こうか、とも考えていたのですが、ノートパソコンを購入することが当分の間できそうもないので、中断しています。もし、必要な方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。すこしお時間をいただければ、体裁を整えてWIN32-DLLのクラスライブラリとして提供することはできると思います。(本業の忙しさにもよります。).

 今考えているのは、Palmのシリアルから利用できないかということです。Palmならば、値段、携帯性、電源の問題、そしてプログラム開発環境が公開されていることなどから、結構利用価値の高いものが組めると思います。まだ、Palmの方に開発ライセンスを申請している段階で、かつ、H/Wの利用可能性を調査している段階なので、しばらく先の話しになります。もちろん、Palmもまだ持っていません。現在購入に関して交渉中です。(交換条件に「洋服+炊飯ジャー+洗濯機」だそうで...まだ十分動くのに....痛い出費になりそうです。もう一回車検通すかぁ....(^^;)

 というわけで、Palmを購入できた(もちろん、炊飯ジャーと洗濯機も新しくなりました。トホホ...車検通しますよ、もちろん。)のですが、あんまりプログラムを書く気がなくなりました。仕事が忙しくてそれどころではないのと、必要なデータさえPalmに転送しておけば、出先でSTAR番号を見ることができるので、あとはNexStarにおまかせでも良いかな、などと考えています。既成のスターチャートもよくできていますし、あんまり困りません。Palmは良いです。PocketPCもよさそうですが、ちょっと高いと思います。でも、絵はきれいかも...(2000.10.04更新)

 


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